5.雨水利用に関して私たちにできること
○雨水について知る
雨水は、もともと自然が作り出した蒸留水で、本来“汚れているもの”ではありません。しかし、雨が降ってくる途中で、大気中のちりやほこり、排気ガス等を取り込んで汚れてしまうことがあります。
雨水は、空気中の二酸化炭素が十分に溶け込むと、pH5.6程度(弱酸性)を示します。それよりも小さい値を示す雨を、「酸性雨」と呼びます。
酸性雨は、大気中の窒素酸化物(NOX)や硫黄酸化物(SOX)などを雨が取り込むことによって発生します。そのため、降り始めの雨水は、強い酸性を示すことがあります。
※pH:水素イオン濃度のことで、「中性」がpH7、「酸性」はpH7より小さい数値、「アルカリ性」はpH7より大きい数値です。
○下水処理について学ぶ
私たちの住む墨田区から発生する下水は、江東区にある砂町水再生センターにて処理されています。処理された水は、その一部をセンター内で活用していますが、東京湾に放流しています。
東京都下水道局ウェブサイト[「砂町水再生センター」
「雨水利用」について関心を持ちはじめたら、墨田(すみだ)区内で設置されている雨水タンクの場所や種類、雨水タンクの手作り方法など、他にも色々なことについて調べてみましょう。
○墨田区役所ウェブサイト「雨水利用導入施設」
○私たちの住むまちの雨水利用を見てみる
⇒「雨水ガイドマップ」参照
○手作り雨水タンクを作る
⇒NPO法人雨水市民の会ウェブサイト「手作り雨水タンクの作り方」参照
※海外では水が足りなくて困っている地域もあります。私たちの国では水は豊富ですが、いつまでも無限にあるとは限りません。大切にしていきましょう。