1.ごみ処理の方法
○墨田区のごみの量
墨田区が収集した令和2年度のごみの総量は、年間68,700トンでした。これを区民の人口と365日で割ると、区民1人1日あたりのごみの量は、683グラムとなります。
墨田区のごみの総量は、平成30年度まで減少傾向にありましたが、令和元年度、令和2年度と増加しています。私たち一人ひとりが、ごみを少なくすることを心がけ、行動していくことが大切です。
墨田区では、令和12年度までに、区民1人1日あたりのごみの量を606グラムまで減らす目標をたてて、取り組みを行っています。
出典:すみだ区公開資料「できることからはじめよう!(令和4年度版)」
○資源物とごみの処理
私たちの生活で出てくるごみを、大きく分けると「資源物」、「燃やすごみ」、「燃やさないごみ」、「粗大ごみ」の4つに分かれます。下の図のとおり、それぞれ回収してから処理するために運びこまれる場所が違ってきます。
出典:すみだ区公開資料「できることからはじめよう!(令和4年度版)」を一部編集
○清掃工場の役割
「燃やすごみ」を持ちこむ「清掃工場」では、ごみを燃やして、ごみの大きさを20分の1まで小さくしています。これは、いやなにおいやハエ・細菌の発生を防いでいるのと、埋立処分場が少しでも長く使えるようにするための工夫でもあります。
また、燃やしている時に有害なガスが発生しないように、900℃以上の高温で燃やしています。燃やして出た空気は、フィルターや薬品できれいにしていますので、煙突から見える白い煙のようなものは水蒸気です。
出典:すみだ区公開資料「できることからはじめよう!(令和4年度版)
(写真提供:一般社団法人セメント協会、東京二十三区清掃一部事務組合)」
○燃やす熱の有効利用
清掃工場でごみを燃やすことにより発生する熱エネルギーを、発電や熱供給に有効利用しています。つくられた電気や高温水は、工場の機械を動かしたり、近くにあるすみだスポーツ健康センターで利用しています。また、余った電気は電力会社に売っています。
写真:「できることからはじめよう!(令和4年度版)」
※私たち一人ひとりがごみを減らす努力をして、区民1人1日あたりのごみの量(目標:606g)の達成を目指しましょう。