2.気候変動の将来予測
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第6次評価報告書(2021年8月公表)によると、「気候変動の原因として人間活動が原因」であることに「疑う余地がない」とされ、さらに世界的にみて、以下の将来予測が公表されています(一部抜粋)。
●今世紀末(2081~2100年)の世界の平均気温は、工業化前(18世紀ごろ)と比べて1.0~5.7℃上昇
●今世紀末(2081~2100年)の年平均降水量は、1995~2014年と比べて、最大で13%増加
●2100年までの世界の平均海面水位は、1995~2014年と比べて、0.28~1.01m上昇
図 2100年までの世界平均気温の変化予測(1~2100年・観測と予測)
出典:温室効果ガスインベントリオフィス(全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)ウェブサイト)
東京都における将来予測について見ると、墨田区を含む区部(東京23区)においては、以下の将来予測が公表されています(東京都気候変動適応センターウェブサイトの気候変動情報より一部抜粋)。なお、「将来」は2086~2095年の10年平均、「現在」は2010~2019年の10年平均としています。
●将来の日平均気温は、現在より3.9℃上昇
●1日の最高気温が30℃以上となる真夏日の日数は、現在の58日から将来は100日に増加
●1日の最高気温が35℃以上となる猛暑日の日数は、現在の8日から将来は43日に増加
出典:東京都地域気候変動適応センターウェブサイト
※気候変動を少しでも和らげるためにできることを考えると、もっと様々なことが関係してくることに気づきます。