2.地球温暖化が進むとどうなるの?
このまま温室効果ガスが増えていくと、21世紀中に世界の平均気温が約4℃上がるとも言われています。平均気温がわずかに上がるだけで、気候や生き物にとても大きな影響がでてしまいます。
例えば、大気の状態が不安定となり、台風が大きくなったり、大雨が降ったりして、命に関わるような災害が増えてきます。また、夏にとても暑い日・暑い夜がつづき、熱中症にかかる人もたくさん増えたり、マラリアやデング熱のような伝染病をもたらす蚊が増えて、そのような伝染病が増える可能性もあります。その他、今までとれていた農作物がとれなくなったり、生きものが生育・生息する場所が減少したりすることもあります。
イラスト出典:温室効果ガスインベントリオフィス(全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)ウェブサイト)
※地球温暖化は、食べ物のこと、健康のこと、災害のこと、海の水のこと、陸の生き物のこと、いろいろなことに関係してきます。この他にも、地球温暖化についていろいろな角度でみていくと、もっと多くのことに関係していることに気づきます。